薬剤師の学費

薬剤師
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薬剤師はもとが取れない?

 

ちゃんと元が取れるよ! 早く元を取るためのポイントもまとめたよ!

薬剤師マン
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  • 薬剤師は元が取れない?
  • 薬剤師は高い学費を払うだけのメリットがあるのか
  • 他の職業との給料を比較してみた
  • 学費の元を取るためのポイントと注意点

をまとめました。

 

 

薬剤師は元が取れない?

元が取れないって意見

薬剤師は元が取れるのか?についての声

  • 4年制大学の学費の2倍かかる

6年制の私立薬科大学の学費は高すぎて、他のことにお金を回した方がいいという意見です。1200万円を学費として自己投資するには高すぎる気もしますよね。

 

  • 奨学金の返済に追われる

学費が高すぎて返済が大変という意見です。1200万円の返済は楽ではないですよね。

 

  • なかなか貯蓄ができない

1200万の学費をはらって薬剤師になったが、貯金を減らさざるを得ない状況になっているという意見です。薬剤師では簡単にがっつり貯金できないようですね。

 

元は取れるって意見

お金で計れない良さがある

学費の見返りを給料だけで考えるのは違うという意見です。手元にお金がいっぱいあれば絶対幸せ、とはならないですよね。 一生モノの友人が出来て、充実した学校生活が送れた、というだけでも学費を払った甲斐があった、と心から思えるとしたら素敵なことですよね。

元が取れるから勉強が進む

薬学部は元が取れるから勉強を頑張れるのではないか、という意見です。私大薬学部に進学すると、元を取らねば…というプレッシャーにつきまとわれて頑張れそうですね。

薬剤師にならなかった自分より幸せだと言える

薬剤師になっていない場合を考えると学費を払った価値あったという意見です。思うほど、学費にお金がかかる苦しみって大きくなくて、受け止められるものなのかもしれません。そもそも今が幸せということは何も後悔する必要はないのかもしれませんね。

 

薬剤師は高い学費を払うだけのメリットがあるのか?

ライフワークバランスが良い

薬剤師は学費の元が取れる! 薬剤師の仕事といえば、コスパが高いことで有名ですよね。 薬学部進学に興味を持つ多くの人の動機でもあるでしょう。 リクナビなどの転職サイトを見てみると、年収500万~の職場もたくさん見つかります。 給料がよくてもお金を使う時間や気力が残らない、という仕事もたくさんあります。 やはり、薬剤師の仕事は、経済的にも時間的にも体力的にも余裕を持ちやすい仕事といえます。

 

就職先に困らない

薬剤師の仕事は都心から地方まで就職先があるということも大きなメリットです。薬剤師は売り手市場の仕事です。 結婚などを機に引っ越しても、前職場と同水準の給料で働くこともできます。資格を持つ者の強みですよね。

 

平均的な生涯年収+1200万は保証されている

気になるところは、1200万円の学費を払って6年間大学に通っても本当に人より稼げるのか、という点だと思います。 薬剤師になっても、学費の元が取れないのではモチベーション下がりますよね。

国税庁の民間給与実態統計調査を見ると、男性の収入は、年収300万~600万のゾーンが半数を占めていることが分かります。この結果をもとに、男性の平均的生涯年収のモデルを考えてみます。4年制大学をストレートで進学・卒業したのち、中小企業に勤め、課長クラスまで昇進する設定です。

 

男性の平均的生涯年収… 300万/年×7年+350万/年×10年+450万/年×10年+550万/年×10年=15,600万

次に、薬剤師の平均的生涯年収のモデルを考えてみます。大学をストレートで進学・卒業したのち、管理薬剤師の経験を経ずに定年を迎えるという設定で、年収450万~の職場がボリュームゾーンのため平均年収を480万円で計算します。

 

薬剤師の一般的生涯年収… 480万/年×35年=16,800万

薬剤師モデルの方が一般男性モデルより1200万円多く稼いでいることが分かります。 大学の学費のギャップは800万~1000万円なので、学費もばっちり回収できています。

つまり、1200万の学費を背負って、周りより2年社会に出遅れて、ずっと平薬剤師のままでも損しないことが証明できたかと思います。

ホワイトな仕事、どこでも見つかる職場、高い学費を回収できる給料。 私立大学に進んででも、薬剤師になるメリットはあるんです。

 

薬剤師と他の職業との給料を比較してみた

  • 看護師 538万

様々な職業人に給料を聞く

看護師の平均年収は、薬剤師より57万円マイナスになりました。看護系の専門学校や大学の学費は200万〜600万円かかります。

薬剤師と、かかった学費のギャップを考えると看護師の方が割りがいいと考えることもできます。 ただし、看護師の仕事は3K(キツイ・汚い・危険)と言われています。

夜勤が続いたり、介護と同じような業務があったり、感染症などにかかる怖さもあります。 薬剤師より患者さんに感謝されることも多く、やり甲斐を感じられる仕事ですが、コスパの点では看護師より薬剤師の方が高いと言えるでしょう。

 

  • 保育士 413万

保育士の平均年収は、薬剤師より182万マイナスになりました。保育系の専門学校、短大や大学の学費は200万〜400万円かかります。

学費は安いですが、給料も薬剤師より低めです。 社会からのニーズは高いですが、人手不足の問題があります。 今後、保育士は給料が底上げされていく可能性もある職業です。

 

  • 公務員 608万

公務員の平均年収は、薬剤師より13万円プラスになりました。

公務員になるには、公務員試験に合格する必要があります。公務員試験は高校卒業してすぐ受けられますので、学費がほぼかからない職業とも言えます。

公務員は、勤めれば勤めるほど確実に給料が上がっていくのがメリットです。逆に、若いうちは給料が低く転職しづらいのが公務員という職業です。

 

薬剤師で学費の元を取るためのポイントと注意点

ポイント

薬剤師は学費の元をとるポイント

 

奨学金を肩代わりしてくれる職場もある

薬局や病院によっては奨学金の返済をしてくれるところもあるんです。大学の掲示板にも、いくつも案内の紙が貼ってあります。 ただし、大学生のうちから契約する必要があったり、「卒後5年以上勤務すること」といった条件があったりするので注意が必要です。

 

若いうちから管理薬剤師の役職につかせてもらえる薬局やドラッグストアに就職する

例えば、主に中四国で展開しているあるドラッグストアでは、入社して3〜5年目くらいの社員に積極的に管理薬剤師を任せるスタンスをとっています。 (調剤併設型のドラッグストアです。)理薬剤師の給料をもらえると早く学費の元をとれるんです。

さらに、管理薬剤師の経験を積んでおくと、転職したときに、再び管理薬剤師を任せられる可能性や給料アップが期待できます。

30歳で管理薬剤師経験アリになって転職すれば、それからの薬剤師人生、高い給料をずっと望めるということです! ですので、早めに管理薬剤師になれるチャンスのある薬局やドラッグストアはおすすめです。

 

認定薬剤師などの資格も給料アップに役立つ

認定薬剤師や専門薬剤師になると給与に手当てがつく職場もあります。 若いうちから「この分野の資格を取る!」と決めてサポートの手厚い職場に就職し、資格取得を目指していくのも手です。

また、資格を取っておくと病院に転職するとき、有利になる場合も考えられます。

 

注意点

 

浪人や留年をしない

薬学部に進学すると決めて、もし国公立に合格しなかった場合は、潔く私立に進むのもアリでしょう。 社会に出るのが遅れると生涯年収が下がるというデメリットがあります。 ですので、浪人してから私立に進むとなると、学費の元を取りづらくなってきます。

また、留年すると1年につき学費が200万上乗せされるので、避けたいところです。

 

初任給が低い職場に注意

人気のある大きな総合病院は初任給が低いことが多いです。 初任給が低いと薬剤師の平均的な給料まで上がらないことが多いです。 国公立の病院で定年まで勤め上げられれば、薬剤師の平均収入を上回ることもあります。

ですが、はじめから、「スキルアップのために何年か勤めて転職しよう」と考えていると、生涯年収で考えたときに損してしまうこともあります。

 

まとめ

薬剤師は元が取れる!のまとめ

  • 薬剤師は、高い給料の点以外で「いい仕事」といえる面がある
  • 1200万円を私大薬学部の学費につぎ込んでも元が取れる
  • 学費、給料、なりやすさ、仕事環境の点で他の職業と比較しても薬剤師は悪くない
  • 高い学費の元を早くとるために、職場選びは重要