- ママ薬剤師の子育て中の働き方のコツ
- 子育て中の働き方の注意点
- ママ薬剤師の子育て中の悩み
- 薬剤師が子育てを両立させるポイント
をまとめました。
ママ薬剤師の子育て中の働き方のコツは?
正社員の場合
- 会社の制度をフル活用
せっかく頑張って正社員で働くなら、会社の制度は使い倒しましょう。
正社員は
- 子どもの看護休暇
- リフレッシュ休暇
- 時短勤務
など、子育て中のママに嬉しい制度が、たくさん使えます。
制度をうまく使って、正社員ワーママ生活を乗り切りましょう。
- 職場の人間関係を良好にしておく
ママ薬剤師は、保育園に呼び出されて仕事を早退したり、休んだり。インフルエンザなどの感染症にかかると、1週間以上欠勤することもあります。
急な早退や欠勤は、正社員で働いていると、かなりプレッシャーに感じる部分だったりしますよね。
そんなとき、職場の人に「気にしないでいいよ」
「しっかりお子さん見てあげてね」
と優しく声をかけてもらえるだけで、精神的にかなり救われます。
日頃からコミュニケーションをしっかりとって、良い人間関係を築いておきたいですね。
- キャリアアップを目指してみる
管理薬剤師や薬局長。子育て中じゃ無理・・・ではありません。
キャリアアップしていけるのは、正社員ならではの醍醐味で、やりがいも大きいですし、収入アップにもつながります。家庭と仕事を両立する、かっこいいママを目指してみませんか?
パートの場合
- 勤務時間を柔軟に決める
勤務時間をこまめに変更できるのは、パートのメリットです。
子どもが保育園に入りたては短めの勤務で、慣れてきたら長めにするなど、家庭の状況に合わせて、働き方を変えていくと、仕事の満足度も上がります。
- 正社員を頼る
働いていると遭遇する、理不尽なクレームやキツい言い方をする患者さん。1人で抱え込むと、心が辛くなってしまうときもありますよね。
そんなときは、正社員の人を頼ってみてもいいんです。自分には対応できないと感じた時に、身近にいる正社員に助けてもらえるのは、パートならではのメリットです。
- 時給交渉をしてみよう
パートには、契約更新のタイミングがあります。自分の働きぶりに自信が持てる場合は、遠慮なく時給交渉してみましょう。薬剤師は人材不足が続いているので、意外と時給を上げてもらえる場合もあります。
正社員だと、上司の評価を気にしてしまい、入社後の条件交渉はなかなか難しいのですが、パートなら平気。ガンガン攻めてみましょう。
派遣の場合
- 自分の役割を察知しよう
派遣を呼ぶ薬局は、高いお金を払って、薬剤師を呼んでいます。薬局が求めている通りの働き方ができていないと、契約を継続してもらえないこともあります。
自分が求められている業務が、投薬なのか調剤なのか、予製作りなのか。そこまで踏み込んで、体を動かしましょう。派遣の場合は、自分のやりたい業務をやるのはNGです。
早退、欠勤は基本的にNG
薬局がどうしようもなく人手不足なので、派遣が呼ばれます。つまり、早退や欠勤は基本的には許されません。あまりに続くと、契約を切られてしまったり、継続してもらえなかったりすることもあります。
ママ薬剤師が派遣で働くときは、病児保育や実家の祖父母など、もしもの時にも、仕事に穴を開けない体制を作っておくことが大切です。
- 人間関係を良好にしておく
派遣だからといって、職場の人とコミュニケーションを取らなくて良いわけではありません。うまくタイミングを見つけて雑談してみたり、職場に溶け込む努力をしてみましょう。
「またこの人にお願いしたいな」と思ってもらえると、仕事が途切れず決まりやすいですよ。
ママ薬剤師の子育て中の働き方の注意点
思ってたより稼げないかも
子どもが居なかった時に、残業しまくり、バリバリ働いていた頃のイメージでいくと、ママ薬剤師の収入にはガッカリするかもしれません。
パートや派遣の収入は、フルタイムの正社員には及びません。正社員でも、残業は思うようにできないし、役職に就くのが難しい場合もあります。正直、収入には期待しすぎない方がいいかもしれません。
勉強時間が確保しにくい
朝も夜も、家事と子どもの世話。子供の寝かしつけで一緒に寝落ち。土日は溜まった家事と子どもの相手で終わってしまう。ママ薬剤師は、自分の勉強時間を確保するのが、かなり難しいです。
新薬はどんどん出るし、新しい治療法もどんどん増えて、医学の進歩は待ってくれません。少しでもいいので、自分の勉強に使える時間を確保できると、薬剤師として、自信を持って仕事ができます。
ママ薬剤師の子育て中の悩み
欠勤すると周りの目が気になる
めっちゃわかりみな……上の子の時、0歳児クラス時に年間30日は病児保育へ預けてたので…。 下の子は、病児保育ほとんど使えない地域での復職……どれだけ欠勤の嵐になるんだろう……。 なお復帰時期の話しに行ったら、管薬から『戦力として期待してないから』って言われてきた😥#共働き https://t.co/UPdnccgbUi
— りー@子育て中薬剤師 (@Riiix89314) March 14, 2020
ママ薬剤師が「戦力として期待してない」と言われてしまった事例です。
子どもの体調不良で欠勤が重なると、周りからどう思われているか心配になりますよね。必要以上に気を遣わないでいい、人間関係に恵まれた職場を選ぶのが大切です。
パパの子育てが頼りない
63枚捌いてやっとこれから帰るって時にまだ子供達と駅前で遊んでるとかどういう神経だよ。いつももう寝る時間ですが。 風邪ひいたら看病しろよ。
— sunny (@sunnyda65229708) December 18, 2019
処方箋枚数が多く仕事が忙しい日に、子守を任せたパパが、子どもと一緒に夜遊びしていたとのこと。
ママ薬剤師が安心して働くためには、パパの教育も重要ですね。
勉強で家族との時間が犠牲になる
朝からオンライン講座2件(受講側)
子どもたち『またオンラインー?』 私『せやねん、オンライン中、叫ぶのだけはやめてな』 隣の部屋でやたら静か。 終わって覗いたらこの様子w なんやかんや仲良くしてくれる兄弟に感謝🙏 ありがとね😊 pic.twitter.com/dwVCpItyXc — 中本のりこ*薬剤師×アロマセラピスト→中医アロマ薬剤師目指してます* (@aromasalon_yu) March 12, 2020
家で勉強していたら、子どもに気を遣わせてしまったとの声です。
1人でゆっくり勉強する時間が取れると良いのですが、ママ薬剤師にはなかなか難しいですよね。
子育てを両立させるポイント
家事は時短を極める
- 食洗機
- お掃除ロボット
- 洗濯乾燥機
などの時短家電はとっても便利。
家事が時短できると、子どもと関わる時間や、自分の勉強の時間を作れます。
高性能な時短家電は値段も高いことが多いですが、自分への投資になります。頑張って稼いだ給料で、思い切って購入してみるのもアリですね。
周りの人を頼る
薬剤師は、命を預かる仕事です。仕事は、体力的にも精神的にも、消耗するのは間違いありません。クタクタになって家に帰って、1人で子どものご飯を作って、食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて・・・。それではママがダウンしてしまいます。
たまにはパパに早めに帰ってきてもらったり、土日は祖父母に預けてゆっくりしたりと、まわりの人の協力があると、格段に働きやすくなりますよ。
完璧を求めない
仕事はミスなく、患者さんには経験豊富なアドバイスを。家では子どもにしっかり向き合って、手作りの食事に、家もピカピカにして、家事は完璧に・・・。薬剤師は真面目な人が多いので、ついついあれもこれもと完璧を求めがちです。でも、実際やってみると、かなりキツいです。
精神的にも体力的にも追い詰められると、仕事自体が続けられなくなってしまうこともあります。 ママ薬剤師を続けるコツは、肩の力を抜いて、手抜きできるところは手抜きすることです。
- ベテラン薬剤師の服薬指導を真似してもOK
- ご飯はお惣菜でもOK
- 家は少しぐらい汚くてもOK
働くママと家族がニコニコ過ごすことが、1番大切です。
まとめ
- 薬剤師ママの働き方のコツは、自分が頑張るのはもちろん、周りの人を頼ること
- 薬剤師ママが高収入を目指すのは、すごく大変
- 薬剤師ママは、仕事も家庭も悩みが多いけど、解決策はある
- 肩の力を抜いて、何事もほどほどに頑張るのが、仕事を続けるコツ